白粉

2019年はそれなりに多くの別れと出会いがあったし、肉体的にも精神的にも忙しかったように思う。 春に大学を卒業して 地元の会社に就職して働き始めた。はじめは 大学の頃のように休日にまで課題や試験のことを考えなくても良いのは気楽だなと思っていたけれ…

文学的な身体ー16時の嘆息

持っている言葉が少ないと それに対応して伝えられる事柄も減る 感じることや思うことが少なくても同じ 語彙や感性が貧しいっていうのは本当に不幸 持病というには少し大袈裟だけど私は閃輝暗点という偏頭痛の一種を患っている 頭痛がくる前兆として視界にギ…

退廃的な心ー25時の嗚咽

気まぐれでやってみたネットにある鬱病チェッカーに中度〜重度の鬱病とか診断されたりした 私が鬱?そんなわけないじゃん こうして嫌々ながらも毎日仕事に行ってるし ちょっと辛くなることくらい誰にでもあるでしょ 中学の頃 友達の付き添いで保健室に行った…

邯鄲の夢

私は別に物書きでも何でもないから誰かの目を意識して言葉を紡ぐ必要はないのに、この文章は私の端末から飛び出して全世界で閲覧可能なわけで、そう思うとどうしても出来事や思考を無駄に飾り立てようとしてしまう。誰も見ていないに等しいけれど。 伝えたい…

don'nt U θink?

予定がたくさん詰まっていると時間は早く過ぎる。楽しみなことでも嫌なことでも良い。忙しくしていた方が日々は充実する。忙しくしていればどこかで待っている嫌なことを考える暇もなく、それも気付いたら終わっていたりする。 楽しみな予定を待ち遠しく思っ…

最後の夏 あるいは 都会の香りその2

平成30年。世の中は「平成最後の○○」で溢れている。小説のフレーズのような「平成最後の夏」は既に使い古されているけれど、やっぱりどこか胸がざわつくような感覚を覚える。 私は今年度で大学を卒業できるはずなので、学生生活も最後になる。今は学生生活最…

memento mori

生きていることが苦しくて自殺を図った人が病院に搬送された。それに対して「まだ死んでない、必死で闘ってる」「死ぬわけないよね、頑張って」とか言う人たちを見た。辛くて解放されたくて死を選んだのに、闘ってるわけがない。彼が選んだのは楽に死ねる方…

恋愛に関する雑記

その人と初めてするキスは、今まで何人と唇を重ねていようとドキドキする。この瞬間の私はきっと、恋をしている。それまでは相手にたいした興味を持っていなくても、キスをした瞬間から、あるいは唇を重ねている時間だけは、相手を好きになっている。 恋愛の…

都会の香り

関東に一週間ほど滞在し、今日やっと地元である愛知に帰ってきた。自分の家のお風呂ってこんなに落ち着く場所だったっけ。 私が田舎の芋女だからだと思うけれど、東京では電車を降りてから約30分の間に10人近い人に声を掛けられた。チラシの押し付け、アンケ…