don'nt U θink?

 予定がたくさん詰まっていると時間は早く過ぎる。楽しみなことでも嫌なことでも良い。忙しくしていた方が日々は充実する。忙しくしていればどこかで待っている嫌なことを考える暇もなく、それも気付いたら終わっていたりする。

楽しみな予定を待ち遠しく思っているのは良い。楽しみにしていたことが終わるのは悲しい。それなら、永遠にこないその日を待ち焦がれていたいような気がしてくる。『火の鳥』の未来編を思い出した。人類が滅亡した地球でたった一人で途方もない時間を過ごす不死身の男の話。上手く簡潔に説明できないので内容は割愛する。要するに彼はたった一つの生きる楽しみを奪われてしまったってことです。

 

終わったからといって生きる希望を失うような壮大な予定はないけれど、なんとなく無気力になることはあるでしょ?

終わってしまうなら次の予定を入れれば良い。それを楽しみにさせ続けてくれるなら実現しなくても構わない。思い出を残そうと写真を撮りたくなってしまうけれど、次があるならそれもいらないのかも。「写真になっちゃえばあたしが古くなるじゃない」って椎名林檎も言ってるし。写真より記憶で残したい。五感に刻みたい。でもやっぱり写真は見返したくなるし、iPhoneのカメラロールのデータが飛んだら発狂すると思う。

口約束で良い。それだけで私は結構どんなことでも頑張れてしまうから。